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エッセイ:路傍の石に躓いて

                       

 冬の夕暮れは早い。家路を急ぐ私の足はバス通りをめがけて街灯の灯が微かに滲む団地内の路地を歩いていた。石畳の小路には晩秋の名残の枯葉が点在していた。叔母が持たせてくれた心尽くしの小袋を両手にぶらさげて私の足はただひたすら大通りに向かって歩いていた。 

 突然、踏み込んだ左足が外側にぶれた。 一瞬の出来事だった。痛みが脳にまで走った。一体何に躓いたのだろう。石畳と落葉の他には何も見えないが・・枯葉を退かして見ると薄茶色で楕円形の小石が見つかった。あと数センチ歩幅がずれていたらこの小石に出会うこともなかったろうに。運とはこういうことか。小石を植え込みに投げ、バス停に向かった。

 空席のない客数を乗せたバスに揺られながら立っていると、身体を支える力を失った足が不安を訴え始めた。やがて空席に座ると足腰は安堵した様子。さあ降りよう。どっちの足から踏み込もうか。戸惑ったあげく自動的に左足が先に着地した。その瞬間痛みが走り、バス停に供えられたベンチに掴まった。
目の前の石段を上り、路地と公園を抜けると10号棟、その3階が我が家である。階段の手すりが有難かった。10年前、病気の夫が手すりを支えに上り下りする姿が脳裏をかすめた。老化の第一歩を歩み始めた心境である。

 玄関に入ると安堵感と同時に明日の行動のために、この災難をどう乗り切るか脳がぐるぐる回転した。明日はボランティアコンサートがある。絶対にドタキャンすることはできない。幸い、メンバーの一人が近くで私を拾ってくれることになっている。そこまでは歩かねばならない。家具に掴まり、カニ歩きをしながら夕食と家事を済ませた。狭い部屋の中を効率よく動くために頭を働かせて動いた。が、左足をかばうと右足の膝の内側が痛み出した。
明日を楽しく過ごすために今何をなすべきかを私は考え、努力することを決心した。

 かつて教えを乞うた腰痛克服アドバイザーの坂戸孝氏の要旨を思い出し、今私の左足「外側の踵と小指との間」で起こっていることは、捻挫による筋肉の緊張である。筋肉が緊張すると筋肉内の血管や神経が圧迫されるために痛みが出ているのだと。冷えも重なって腰のあたりもだるく感じられる。
そこで私は、まず最初に腰の筋肉を柔らかくするために坂戸孝氏の考案した腰痛緩消法を行ってみた。 身体全体が軽く暖かくなった感じがした。そして次にブレンドしたアロマオイルを掌で温め、患部を除き、足指・踵・足首・ふくらはぎ・太ももなど両足ともにマッサージを施した。足指は前後左右にストレッチを行った。そして最後に樹液シート「天然樹液抽出物(木酢液、ハーブ)を患部に貼って、床に就いた。

 真夜中、痛みで目が覚めた。トイレに行くために起き上がったが、足を床に着けて立つことができないことが分かり、這い蹲ってトイレに行った。明日のことが心配になりだした。整骨院に行くか・・どうやって・・誰か松葉杖を貸してくれないだろうか・・などと不安材料がたくさん浮上した。
だがもう一人の私が、それは明日考えることにして、もう一眠りしようではないかと言ってくれた。いくら寝ても眠り足りない私である。夢も見ずに熟睡した。

 早朝目覚めると痛みは消えていた。立ち上がると起立することができた。びっこを曳きながらも歩くことができた。患部に貼った樹液シートは、ほんのり炭の香りが心地よかった。熱を吸い取ったせいか、がちがちに固まっていた。夜中に痛み出したのは、修復する作用の結果なのだろうと理解できた。

 保温靴下を重ね履きして外出することができた。ボランティア先では、わずかにびっこを曳く私を気に掛ける人は誰もおらず、和気あいあいのひと時は過ぎた。

 気分の落ち込みがなかったとは言えない。治らない足のトラブルをかかえて、街を歩いている人は少なくない。その人たちの気持ちがとてもよく分かる。私を支えてくれたのは演奏の仲間たちでもある。重い箏を抱えて、演奏活動をしているが、腰痛や骨折、捻挫などが癖になっている人もいる。皆に迷惑をかけないことは行動を共にすることだとして、松葉杖を付いて海外演奏旅行を成功させた人、車椅子でコンサートに出演したという人もいる。

 軽い捻挫とは思うが、この手の捻挫だと回復には二週間はかかると経験者は言う。血流を促すストレッチを続けるとその翌日には完治することができた。不意の事故とは言え、心に原因がないとは言えない。心と身体と精神にアンバランスがないかどうか反省をすることと、感謝の心を忘れてはならないよい体験をさせていただいた。


       路傍の石 枯葉の下で 何を問う

                                     ゆう
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心と身体のバランスを保つ植物パワー             エッセンシャルオイル     
                                     やなぎゆう

 エッセンシャルオイルとは植物の生命力のこと。花の花弁をつぶしたり、葉をちぎったりすると液体が出ます。この液体の一滴には植物の生命力が溢れています。
 古代の文明人はこのオイルの香りの効果と治癒に役立つ作用を知っていたようです。でも現代の文明人は隠れた宝の価値をまだ少ししか知りません。
エッセンシャルオイルを自然の薬局と考え、人間も自然の一部、感謝の心とつなげて生活の中へ取り入れてゆくことをおすすめします。

 私がこの日に使用したエッセンシャルオイルは、ラベンダー、ティートリー、ペパーミント、カモミールです。これを数滴、植物油のミキシングオイルに混ぜて手に取り、捻挫の局部と足全体を軽くマッサージしました。

各エッセンシャルオイルの効能を記します。

1、 ラベンダー
 爽やかで清々しい香りがします。薬効としては鎮静効果、殺菌、防虫、消毒効果があります。湿疹、痒み、火傷などの皮膚のトラブルにも効果を発揮し、細胞成長促進作用があります。
気分が落ち着かない時やなかなか寝付けない時のリラックスのための芳香として役立ちます。

2、 ティートリー
  ツンとした鋭い香りです。
非常に強い殺菌力を持つため、風邪のはやる季節の空気の殺菌消毒や身体から毒素を汗として排出します。肌に対する効果としては、感染症を起こした創傷、おできなどの膿を減少させ、水疱瘡、帯状疱疹で生じた吹き出物、やけど、ただれ…などに有効です。

3、 ペパーミント
 爽やかな香りとフレッシュな風味ですが、刺激特性があることから手足の全体的なしびれ、ショック、貧血症、めまい、湿疹、心臓と心を強壮にする働きがあります。また毒素のうっ滞を取り除き、毛細血管を収縮させて冷却作用を発揮し、皮膚炎、白癬、疥癬、かゆみ、炎症…など皮膚軟化作用を発揮します。

4 カモミール
 体温を高め発汗作用を促し、リラックス作用があります。
また鎮痛作用があり神経の状態と関連している鈍い筋肉痛に効果を表します。炎症を起こした創傷、潰瘍、皮膚炎、過敏肌、アレルギー症状全般に有効です。破れた毛細血管を修復する皮膚の洗浄剤としてすばらしい効果を表します。

この効能については「ヒーリング アロマテラピーの実践ガイド」からピックアップしたものです。



 「樹液シートのお薦め」
 
                         やなぎゆう

 私が路傍の石に躓いて、捻挫した足が一晩で回復に導いてくれた最高のグッズは実はこの「樹液シート」だったと思います。
これは竹炭・備長炭の、製造中に出る木酢液や竹酢液から長い時間をかけてパウダー化して作りだされたものとのことです。199年代に開発された商品ですが、そのルーツは数千年の伝承技術を受け継ぐと言われています。
 最近の研究では足裏などに貼った樹液シートから細胞を活性化するテラヘルツ波(量子波)というエネルギーが放射されていることが分かったそうです。
テラヘルツ波には1秒間に1兆回もの共振現象により新陳代謝を活性化させ、体の深部まで届けることができ不要な物を排出する作用があるということです。

 足裏の反射区には人体の様々なツボがあります。病気の辛い症状によって効果的に貼る箇所が指示されています。私はこの夜に貼った個所は捻挫を起こした患部に直接貼りました。結果、熱を吸い取って腫れが引いたのです。

 この樹液シートは木酢エキス、竹酢エキスの他に15種類の自然素材(ドクダミエキス、ビワの葉エキス、キトサンの乾燥パウダー、トルマリン、熊笹エキス、アロエエキス、甘草エキス、柿の葉エキス、モモの葉エキス、ハトムギエキス、オオムギエキス、黒豆エキス、ヨモギエキス、シソの葉エキス、ビタミンC)を使用し、木酢は「うば目樫備長炭用」を使用するなど、素材選びにこだわっているとのことです。

 インターネットで「genki21」と検索してみてください。
病院では改善されなかった症例をもつ多くの方に試していただき、結果がでた素材を商品化している会社で口コミによって未来を創るという理念を持っています。地球の緑の森を取り戻そうとして植林の寄付も行っています。

 私は昨夜も足裏の腎臓の部分に貼って休みました。寝ている間の冷えもなくポカポカ温まり、ゆっくり休めました。目覚めも爽やかで心地よいです。そして足裏に貼った樹液シート内は排出された毒素でジュクジュクでした。

皆様も是非体験してみてください。        2012.3.25



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やなぎ ゆうさん。
 ハラハラしながら情景を思い浮かべ、どうなるだろうと心配しつつ読み進み、やがてホッとして安堵する・・・読後感のさわやかなエッセイです。これは是非、皆さまにも読んで欲しいと思って推薦しました。ただ、老いにはまだまだ遠い年齢では?、という個人的な読後感は残ります。
Posted by: M.hanami |at: 2012/05/04 2:55 PM